OC-L Tomimatsu ladies clinic オーシー・エル 富松レディスクリニック

緊急避妊ピル・EC(Emergency Contraception)

緊急避妊法とは、「避妊できなかった」「避妊に失敗した」などの場合、緊急的に行う方法です。その中でも“モーニングアフターピル”と呼ばれるものは、OCと同様なホルモン剤で、高い確率での妊娠阻止が可能(排卵前後の妊娠阻止率約80%・服用者全体で98%)といわれており、おおよその女性にとって有効で安全な方法です。

ノルレボ錠

2011年5月24日、日本で初めて承認を受けた緊急避妊薬が発売されました。

「商品名:ノルレボ錠1.5mg(緊急避妊薬レボノルゲストレル)」 用法・用量は「性交後72時間以内に1回服用」となります。

これまでの緊急避妊薬は性交後72時間以内に2錠、その12時間後にさらに2錠内服しなければならなかったことと、吐き気などの副作用が強く出る人もいました。 今回の緊急避妊薬「ノルレボ錠」避妊効果が高く、性交後72時間以内に1回の内服で良く、さらに副作用が少ないのが特徴です。 当クリニックでも、6月より処方しています。

これまでの緊急避妊薬(プラノバールなど)

性交後72時間以内にピルを2錠服用し、その12時間後に同量服用します。上記用量のピルを排卵前に服用すると、排卵が抑制されたり、遅れる、黄体期の短縮が起こるなどがわかっています。また排卵後に服用した場合は、子宮内膜に影響がおよび着床が阻止されます。妊娠を回避できた証拠である生理による出血は、遅くとも21日以内には起こります。ただし、吐き気(悪心)、嘔吐、不正出血、頭痛などの副作用があらわれることがあります。経口避妊薬と同様、服用してはいけない方、慎重な服用がのぞましい方がいらっしゃいます。

ECで妊娠を回避できたとしても、日常的に使用する避妊法としては、お勧めできません。当クリニックでは、クリニック内もしくはOC-Lにて、低用量ピルのお話しをさせていただいております。より確実な避妊法を選択するためにも、どうぞお気軽にご相談ください。また、緊急避妊薬を処方する際、初回の方に、ご本人に合うOCを無料で差し上げています。ぜひこのような機会にOCを使っていただければと思います。

緊急避妊薬は、処方料及び薬剤(OC1カ月分付き)で13,000円です。